以前作成した処方箋のデータを確認したい時
時々、コンタクトレンズ通販を使用する人の中にご自身のコンタクトレンズのデータがわからないという人がいます。
使い捨てコンタクトの場合であれば、「商品の箱もレンズの入っているブリスターパックも次の注文をする前に処分してしまった」というケース。ハードコンタクトや長期装用型ソフトコンタクトなどの場合は、「レンズを購入した時点でケースはもらわずに、目に購入したレンズを装用してそのまま帰ってきてしまった」、「ケースを処分してしまった」、「紛失してしまった」などというケースです。
でもお仕事や学校、小さなお子さんがいてなかなか検査には行けないという人もたくさんいます。
そういう場合は、検査を受診した眼科やレンズを購入したコンタクトレンズ販売店に問い合わせると教えてくれる場合があります。
ここで注意して頂きたいのは「教えてくれる場合がある」という部分です。本来であればコンタクトレンズのデータは患者さんの検査結果に基づいて出したデータですから、患者さんが自身のデータを知りたいとお願いをすれば、開示しなくてはなりません。
しかし実情は、その検査を受診した眼科、あるいはその系列のコンタクトレンズ販売店でコンタクトレンズを購入しないのであれば処方データを教えてくれない眼科もあるということです。いわゆる患者の囲い込です。また他で購入されたときに万が一、目に合わなかった時には責任が取れない等という理由づけをする眼科もあります。
しかしそれは患者さんが判断することであって、そのことが患者さんの「個人データを教えない」という理由にはなりません。
ただそのような場合があるという実情だけは念頭に入れておいてほしいと思います。